じわもんとは、石川県の方言で地元産であることをさします。野菜ソムリエが石川県で生産されている野菜果物 じわもん野菜、じわもん果物を紹介します

ナス

ナスナス科ナス属で日本には平安時代にはすでに食べている歴史の古い野菜。日本各地の気候風土に適応し、さまざまな在来種がある一方、主要品種の千両2号が大部分を占める。産地を変えての周年出荷と安定供給のためであるが、どの産地でも作りやすく安定需要の高い千両2号は特に優れているといっていい。

石川県にはヘタ紫ナスという加賀野菜のほか、能登地方の長ナスなどの在来種があり、6月~10月かけて出荷されている。千両2号も多く作られており、初夏から晩秋にかけて収穫され、豊富に出回ります。

石川県での主要産地は金沢市、志賀町、小松市、津幡町、川北町

栽培条件の特徴として、土壌適応性が広く、砂壌土~壌土を選ばずに栽培が出来る反面、深根性であるために、有機質に富んだ排水良好な耕土の深い土壌を好む。このため、ナスを栽培した後は、数年に渡って水稲やほかの作物を作るなどしてナス栽培を回避し、別の農地で作ることが求められ、単年ではなく農地の確保を含めた数年間の予定を組む必要がある。

石川県で栽培されている代表的な品種。

千両2号 長卵形で光沢があり、果肉は柔らかく品質が安定している

ヘタ紫ナス ヘタの下まで紫色であることからその名がついた加賀野菜のひとつ。短卵形の卵大の大きさで、皮は柔らかく、水分が少ないことから歯ごたえが良い漬け物や煮物などで食べられている。他の品種よりも秀品率が低く、収量が劣る。

長ナス(在来種) 長く太い長ナスで肉質が特に柔らかく、煮物や油炒め、焼きナスなど幅広い用途で食べられている。熟期が晩成で7月初旬から出荷されている

黒陽 長ナスの品種で一般的なサイズよりも少々太めで、かなり長くなる。ヘタがやや大きめで光沢が良い。熟期が極早生で6月初旬から出荷される。

栄養価は94%が水分で食物繊維、ミネラルなどはわずかに含む。近年では茄子の紫色の色素「ナスニン」が注目され、ポリフェノールを含むことによる抗酸化作用が期待されており、研究が進んでいる。

作型はトンネル早熟栽培と露地栽培の2系統

トンネル早熟栽培では1月下旬から施設での育苗を開始し、3ヶ月後の4月中旬に定植をし、6月初旬から収穫され始める。枝の成長と合わせて上段に実がついていき、11月初旬まで収穫できる。乾燥を嫌うため、梅雨明け後の適度の灌水が必要であるが、台風などで風害が出やすいこともあり、栽培管理は時期によって適切に行うことが求められ、技術が必要である

 

ナスの圃場県内各地の農協や出荷団体、個人生産者から金沢の中央卸売市場に運ばれ、金沢市内の各小売店で売られています。

■見分け方
ガクには細かいとげがあり、ピンと直角に張っているものが鮮度が良い。果皮のハリや艶が良い物、ガクの下部分の白い部分ががはっきりしているものは朝どりである証拠。

 


■ 主な産地 金沢市、志賀町、小松市、津幡町川北町

■ 収穫期間 

トンネル早熟栽培 6月初旬~11月上旬 主な品種 千両2号,ヘタ紫,黒陽

普通露地栽培 6月下旬~11月上旬 主な品種 ヘタ紫,黒陽,長ナス(在来),くろべえ 
 

  

保存方法
ヘタからの蒸散が激しいので、ヘタの部分をラップで包んで冷暗所に置く、また全体を新聞紙で包んで冷暗所におき、3日から長くても1週間程度。

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