みょうが
ショウガ科ショウガ属の多年草。アジア東部を原産地としており、日本に古くから自生していた。日本特有の香辛野菜で魏志倭人伝には「めが」として記載がある。「めか」「芽香」「妹香」などと呼ばれており、主に香りを楽しむものであり、現在も、あまり変わりがない。
みょうがを食べると物忘れを起こす!?
上方落語に『茗荷宿』という話があります。宿屋の亭主が金持ちの客に、自分の持金を忘れて帰らせようとして、ミョウガを大量に食べさせる。すると客は、家賃を払うのを忘れて帰ったという。
古くからの言い伝えを話にしたものですが、ミョウガは栄養と呼べるほどのものを持っていない。ビタミンCなどは100g中5mg、カリウムは比較的に多い350mg。ですから、食べても何の役にも立たない。効果がない。むしろ身体が食べたことを忘れている。このような話からミョウガを食べると物忘れをする!?という迷信が生まれたのではないかとも言われています。
独特の形状や、冥加と書くと神仏のご加護が得られるという「弓矢の冥加にかなう」といい、武家の紋に使われたことが多い。
石川県でも古くから自生している者を採取することで茗荷を食べてきていましたが、昭和に入り、種をとり、畑で栽培するようになります。7月頃の夏ミョウガ、9月~10月の秋ミョウガは、一時期にたくさん採れ、色鮮やかで、鮮度が良く、薬味だけではなく、漬け物や和え物などでたくさん食べられています。
金沢市の北部、富山との県境に近い森本、花園地区で栽培が盛んに行われており、霧がかかる山間地の高湿度と温度差が良質なミョウガを育む土台となっている。
暑さに強く、寒さに弱いため、初夏から晩秋にかけて露地栽培で出荷しています。
栄養価は特筆すべきものが無く、辛味と香りを楽しむもの
栽培特性
地下茎で繁殖する宿根性の多年草であり、冬の低温を経て15℃以上になると根茎の先端にある頂芽が発育してくる。発芽後の生育適温は20℃前後で30℃以上になると生育が抑制される。ですから、7月の早生種 夏ミョウガと9月10月の秋ミョウガ晩生種に大別される。低温にも弱く、霜に1~2回合うと茎葉が変色し枯れる。半陰性強い光にさらされると葉枯れを起こす。古くから山野で自生することからも土壌適応性は広いと考えられ、酸性土壌でも生育する。しかし乾燥には弱く、土壌水分が多い腐食に富んだ粘質土壌が最も適している
石川県で栽培されている代表的な品種特性。
夏ミョウガ(早生種)
草丈が高く、茎が太く、葉は大形である7月上旬から花蕾が発生し早期出荷できる。秋ミョウガに比べて細身なものが多く、色もやや薄い。
秋ミョウガ(晩生種)
9月~10月かけて花蕾が発生。大型の花蕾が多く、色も濃く香りも良い。
作型は普通作
普通作では1年目の3月に種子株となる地下茎を植え付け、乾燥を防ぐための覆土をする。落ち葉などを敷きこみ、雑草は手取り除草。追肥、灌水を行った後、7月上旬ごろから収穫できる
県内各地の農協や出荷団体、個人生産者から金沢の中央卸売市場に運ばれ、金沢市内の各小売店で売られています。
■見分け方
ふっくらとして、色のこい物を
■ 主な産地 金沢市、津幡町
■ 収穫期間
夏ミョウガ 7月初旬~8月上旬
秋ミョウガ 9月上旬~10月中旬
■ 保存方法
冷蔵庫で2週間程度保存できる。香りが薄くなってしまうので、早めに食べるほうがよい。甘酢に漬けて漬け物にし、冷凍保存も可能
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