ねぎ
日本には10世紀に伝来していたと言われるほど歴史の長い野菜。薬味として、使われる事が多く、味噌汁、うどん、ラーメンなどネギは欠かせない食材の一つ。また、鍋物にも広く利用されてきた。冬場のネギは甘みがあり、ネギをメインとした料理法も知られるようになってきが。一般的に葉の白い部分を食べるのが東日本。青い葉の部分を食べるのが西日本と言われ、東日本ではネギが成長するごとに土寄せをする根深ネギという系統群、西日本では葉の長い葉ネギという系統群が好んで栽培されている。
石川県では根深ネギの原種となる加賀群という品種群を生み出したと言われ、現在の品種では加賀一本太ねぎという代表的な加賀群の品種も栽培している。その名の通り分蘖(株分け)しにくい品種で、太く柔らかい品質で冬場の鍋物に最適な品種である。他にも一本太系では金長ねぎや、F1品種のホワイトスター、初夏には長悦、夏場の吉蔵など、冬場の需要期のみならず初夏~夏、秋にかけてたくさんのネギを作っている。
石川県での主要産地は小松市、金沢市、七尾市で他にも能登島町、鹿島町、田鶴浜、富来、白山市、羽咋市など、県内全域で栽培されています。栽培品種の系統により、耐暑性があるものと、耐寒性があるものとがあるため、代表的な作型は4系統。春まき夏秋どり栽培、春まき秋冬どり栽培、秋まき夏どり栽培、ハウス冬取りがある。
春まき秋冬どり栽培では10月頃から耕起して2月中旬に播種し育苗後、3月下旬~5月上旬に定植。太さを見ながら7月頃から3回ほどの土寄せを行い、軟白部分を伸ばしていき、9月下旬から順次収穫していきます。土寄せは神経を使う重作業で葉柄、葉の部分に土がかかってしまうと成長が阻害されてしまうため注意が必要。栽培期間が長いことから、倒伏の恐れのある柔らかいネギの品種群は風雪の影響に悩まされるため、真っ直ぐに育った太くて柔らかいネギは貴重なネギだとも言われる。
秋まき夏どり栽培では9月上旬に播種しハウスで育苗しながら、10月下旬から定植を始めトンネル被覆し、2月頃に追肥、土入れを行った後、5月下旬から2~3回の土寄せの後7月上旬から収穫が始まる。耐暑性の強い雄山などの品種が使われている
栄養価はビタミンA、C、カルシウム、βカロチンなどが含まれており、葉ネギと根深ネギでは含有量が多少違います。ユリ科のタマネギと同じようにアリシンが含まれ、ビタミンB1の吸収を助けてくれるので、ビタミンB1を多く含む食品(豚肉など)と組み合わせて食べることが効果的。アリシンはネギ特有のにおいの基でもあり、時間がたつと減ってしまうので、食べる直前に調理する方が良い根深ねぎの白い方に多く含まれています。
県内各地の農協や出荷団体から金沢の中央卸売市場に運ばれ、金沢市内の各小売店で売られています。
■品種の紹介 (他県産も含む)
左から下仁田、根深(千寿)、根深(加賀)、赤ねぎ、分ネギ,九条ネギ
■見分け方
根深ねぎ・・・芯がしっかりと詰まったものがよく、白い部分を触って、スカスカしているものは避ける。鮮度がよく、ピンと張りがあるものを。葉柄部分には透明なジェル状の物質(ペクチン等の多糖類)がたくさん詰まっていると、火を通したときに甘みがに変わり、美味しい。鮮度が良くないと、この物質は乾燥してなくなってしまうため、鮮度の目安ともなるので、注意してみていただくと良いでしょう。
葉ネギ・・・葉の厚みがあって、先までぴんと張っているものを選ぶと良い。
■ 主な産地 小松市、金沢市、七尾市、能登島町、鹿島町、田鶴浜、富来、白山市、羽咋市
春まき夏秋どり栽培 ■ 収穫期間 7月下旬~10月上旬
春まき秋冬どり栽培 ■ 収穫期間 9月中旬~12月上旬
秋まき夏どり栽培 ■ 収穫期間 6月上旬~7月中旬
ハウス冬取り ■ 収穫期間 12月~2月
種まきから収穫まで半年以上かかり、手間と時間がかけられた貴重な野菜です!!
保存方法
冬期は新聞紙に包んで、冷暗所へ。横にすると、徐々に曲がってしまうため、根の部分を下にして立てて保存することが良い。泥つきのものであれば、葉を出して地中に埋めておくことで、かなり長持ちします。
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