じわもんとは、石川県の方言で地元産であることをさします。野菜ソムリエが石川県で生産されている野菜果物 じわもん野菜、じわもん果物を紹介します

アスパラガス

アスパラガスユリ科アスパラガス属(クサスギカズラ属とも呼ばれる)。早春から夏にかけて地中に顔を出す若芽を食用としているもの。グリーンとホワイトは種の違いではなく、光を遮ることで、軟白栽培した物。近年パープルも多く流通しているが、これはアントシアン色素が発現しやすい品種で分類されている。

南ヨーロッパからロシア南東部が原産であるとされ、日本には18世紀後半、江戸中期にオランダ人によって伝来したといわれている。当時は食用ではなく、観賞用として栽培され、キジカクシとも呼ばれる生い茂る葉を楽しむ他、クリーム色の小さな花が鈴なりになり、赤い実をつける様を楽しんだとされます。その後、明治以降にアメリカやフランスから種子を導入し、北海道で本格的な栽培が始まったのちは長野、佐賀、長崎、秋田などを中心に栽培されています。

石川県では能登や珠洲などでも栽培がおこなわれていましたが、現在、大規模に市場出荷しているのはJAはくいアスパラ部会のみ。5月初旬~6月中旬に出荷しています

栄養面ではβカロテンが100g中370µgと緑黄色野菜の基準には満たないのだが、一回に食べる量が多いため、緑黄色野菜に含まれます。アミノ酸の一種であるアスパラギン酸には新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果があり、滋養強壮や疲労回復、ダイエットに効果的とされる。

アスパラ栽培風景栽培特性

タネから育てると、3年目から7~8年目まで植え替えないで収穫することができます。そのあとは根を掘りあげて株分けし、別の場所に植え直します。発芽適温は20~30℃で、生育適温は15~25℃  土壌は中性に近い、弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培する必要がある。

県内各地の出荷組合、JA、個人生産者から金沢の中央卸売市場に運ばれ、金沢市内の各小売店で売られています。

■見分け方
穂先が詰まり、緑が鮮やかで、全体にハリがあるものを選ぶ。水にさらすと張りが出るが、つけすぎると全体に水っぽくなってしまうので注意が必要。切り口が丸くて白く、みずみずしいものがよい 

■ 主な産地 はくい市

■ 収穫期間 

5月初旬~6月下旬

■ 保存方法

温度が高いと、呼吸が多く、鮮度・栄養価が落ちます。すぐに冷蔵庫に立てて入れる。1週間が目安。