小松菜
アブラナ科アブラナ属ツケナ群に属する野菜。日本にはツケナとして伝来した後、各地で改良されたものが現在出回っています。ツケナとしては非常に歴史は古いのだが、コマツナとしてみると江戸時代初期に徳川吉宗が東京都江戸川区小松川付近で作っていたツケナ(茎たち菜)を地名を冠したコマツナと言ったのが有名な話です。クセのない味で近年消費量が伸びている野菜の一つであり、煮物、炒め物、おひたし、和え物など、用途性に富んでいます。冬菜という別名があることでも知られ、冬は生育期間も長く、味が良くなるため周年で出荷されている中でも特に冬は美味しい時期。
品種は在来種に近い物、葉の丸みが強い物やとがった物などがり、それぞれ耐暑性、耐寒性に優れた品種が改良されているため、ハウス栽培で執念出荷される中でも、時期によって最良の品種を選びながら作られています。
石川県でもハウス栽培で周年出荷が行われております。
石川県での主要産地は河北潟干拓地、珠洲市、輪島市、金沢市、内浦町。ほぼ県内全域で栽培されています。栽培品種の特性により、耐暑性と、耐寒性を考えてハウスで季節ごとに種を選んで栽培されます。ですから作型は、ハウス周年栽培での春まき、夏まき、秋まき、冬まきです。
秋~冬まきハウス栽培では丸葉で耐寒性のある楽天という品種を使うことが多い。9月下旬から耕起して10月上旬に播種した物は灌水と温度管理をしたのち11月中旬~12月にかけて出荷出来ます。秋まきでは40日前後で収穫できますが、低温でも収量の多い品種とはいえ、12月に入ると生育が遅くなってきますので、その後に播種したものは60日~70日前後かかります。その間、ゆっくりと地面の栄養と光合成で養分のをため込むため、冬の間に収穫されるコマツナは栄養価も高く、美味しいです。
春~夏まきハウス栽培では5月ごろに播種したもので約30日で出荷できるようになりますし、7月頃ですと3週間前後と、かなり生育が良い。このときには耐暑性のある楽天よりも先が尖った夏楽天や丸葉の極楽天という品種が用いられます。気温が高いと、青物野菜は鮮度落ちが激しいため、早めに食べていただくことが肝要です。
栄養価はカルシウムが特に多く、カリウム、鉄、カロテン、ビタミンなど含まれており、葉菜類の中でも特に栄養価に優れた野菜である。特に冬場は甘みが増していますので、たくさん食べていただきたい。
県内各地の農協や出荷団体、個人生産者から金沢の中央卸売市場に運ばれ、金沢市内の各小売店で売られています。
■品種の紹介
左の画像 「楽天」という品種。 耐寒性があり低温期の収量が多い。葉色が濃いめ。周年で栽培ができ、夏場は20日前後で収穫可能になるほど生育の早い品種。
■見分け方
軸や株がピンと張って瑞々しい物がよい、葉色は濃緑色よりも少し薄いほうがアクが少なくて柔らかい。
葉の形により味の差異があるか?といった質問を受けますが、そんなに大差はない。むしろ、柔らかくアクの少ないものを選ぶときには少し短めのものを選ぶといい。若い芽のほうが柔らかいということ。
鮮度がよく、ピンと張りがあるものを。夏場は半日~1日でしおれてしまうので、買ってからも素早く冷蔵庫に入れてあげてください。
■ 主な産地 河北潟干拓地、珠洲市、輪島市、金沢市、内浦町
■ 収穫期間 周年
生育期間の長い1月~3月にかけて収穫されるコマツナは特に美味しいです!!
保存方法
湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れて、冷蔵庫へ。夏場は2日、冬でも5日間程度で食べ切りましょう。茹でたのち、小分けにして冷凍で良い。
青菜の上手な茹で方
お鍋にたっぷりのお湯を用意し、沸騰したらお湯の2~3%の量で塩を入れ、少しかきまぜたら、さっと茹でます。色よくなったところで、湯から上げて冷水に取る。
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